呪縛

2017年が終わろうとしていますね。

 

さいきん知り合いにも聞かれたけど、今年を一言で表すと「底(そこ)」、もしくは「停滞」。本当に何もしなかった。何もしないっていうと「大きなイベントごとがなかった」「大きな変化がなかった」って意味に捉えられそうですが、そういうことではなく。

朝起きて、ご飯たべて、スマホ見て、寝て、ご飯食べて、お風呂入って、寝る。

 

こんな日が何日あっただろう。さいきんツイッターで見たけど「何もないのに涙が出る」とか「お風呂に入る気力もない」のは鬱の初期症状なんですかね?それなら私は鬱だった。ずっと鬱。動かなきゃ、何かしなきゃと思うのに本当に動けないんだよなあ。あれはいったい何だったんだろう。頭の中でだけ色んなものがぐるぐる動いていた。

 

本当に意味のない日々だったとも思うけど、人生でいちばんの底を経験して、気づいたこともあって。私たぶん呪縛が解けた。生まれた瞬間からずっとずっとかかっていた呪縛。いや、数パーセント残っているけど、ほとんど解けたと思う。

 

っていったら、その知り合いも「俺も」って言ったのがウケた。あぁ、せっかく縛りがなくなったのにまた縛られたような気分になった。一難去ってまた一難。

 

何が正しいんだかさっぱりわからないし、歳を重ねるごとに後悔は増えているし、取り返しつかないことも増えていくし、じぶんがじぶんじゃないみたいにぜんぶすっかり変わってしまいたいのにさっぱり変わらないけど、時間だけ過ぎていくんだよな。

でも、今年は、自分の人生のなかでなくてはならない1年だったと言える。何もしてないけど。

 

来年は少しでも変わりますように。